猫はなんとなくそばにいてくれる動物です。
この距離感がとても心地よいのです。

ということで、今回は猫の性格について紹介します。
猫はおとなしい性格なのか？性格が変わるときはあるのか？
種類で違いはあるのか？キジトラ・茶トラなど毛色の違いはあるのか？といったお話をしたいと思います。

猫はおとなしい？実は奥ゆかしい性格

猫は「穏やかでおとなしい」性格と思っている人は多いですよね？
実際に他の動物と比べると、その通りだと思います。

だけど、私は「奥ゆかしい」性格という表現がしっくりくるかなと思っています。

いつも人やまわりののことをよく見ているんです。
それで今ならちょっと甘えて大丈夫かな？今はダメかな？とか考えているんです。

人が真剣に何かをしているときは基本的に甘えません。
パソコン等に向かっているときなどがそうですね。

そういうときはそばで静かに寝ています。

今なら遊んでくれるな！と思うと、やってきて遊びをせがみます。

そう、結構よく観察しているのが猫なんですね。
要するに、空気を読めるというのが猫なんだと思います。

猫は柔軟でクリエイティブ

猫さんは、人間がパソコンから離れて、ちょっとトイレに立つと、むくっと起きて一緒についてきます。
歴代の猫さんのほとんどがトイレに付いてきました。

なぜ必ず付いてくるのか？

一説には人間がトイレで用を足している姿が「暇そうに見える」というのがあるようですｗ
実際、私もトイレで猫をかわいがるというのは習慣になっています。

そういえば、新聞を床に置いて読んでいるとき、必ず新聞の上に乗ってきて邪魔しに来ます。

これも暇そうに見えるという説があります。
単に紙が好きというのもあるかもしれません。

実際、猫は本当に紙が好きです。

とくにダンボール。

部屋のそのへんにダンボールを転がしておくと必ず入ります。
いつのまにかちょこんと丸まって気持ちよさそうに寝ているんですね。

ついでなので、猫が寝る場所について紹介します。

よくペットショップで猫のベットを買ってみるんですが、なかなかそこで寝てくれません。
猫さんは自分で気持よく寝られる場所を探し出し、そこで寝るんです。

で、その場所はマイブームによって変わります。
たぶん、気候とか温度とか人間がいる場所に近いかとか、自分なりの基準があるんだと思いますが、とにかく一定の期間で変わるんです。

まあマイペースっちゃあマイペースですが、結構柔軟でクリエイティブなんですねｗ

猫の性格は変わる？

とはいえ、猫の性格は年齢を経るとともに変わります。

生後半年くらいまでは、とにかくやんちゃです。
起きているときは常に遊んでいると言えるくらいｗ

これが年をとっていくにつれて落ち着いてきます。
経験的には、小さいころにやんちゃだった猫さんほど大人になると落ち着きます。
このへんは人間と似ているような気がしますね！

その他に性格が変わるときがあって、それが「発情期」です。
避妊や去勢ををしてないと発情期が来ます。

発情はだいたい年に数回あり、苛立ったり、高い声を出したり、威嚇するなど攻撃的になります。
個体差はあるんですが、これが1週間～1ヶ月くらい続きます。

避妊手術や去勢手術をしていれば性格は基本的には変わりません。
ただ、手術をしても、発情に近い行動を示すことはときどきあります。

あとはやっぱり環境変化によっても性格は変わります。

すごく怖い思いをしたときは、その後、臆病な性格になります。
やさしいお客さんがよく来るときは、よりフレンドリーになったりします。

なので、猫はデリケートな一面もありますね。

猫の種類による性格の違い！キジトラ・茶トラは？

猫の種類や毛色によっても性格の違いはあります。
DNA（遺伝子）に組み込まれているものがあるということですね。

例えば、体格の大きい「メインクーン」は大らかでおっとりしています。
「アメリカンショートヘア」は活発でよく遊びますね。
このように純血種は種類によって性格の違いがあるので、いろいろ調べてみると面白いと思います。

また、毛色による性格の違いも感じることがあります。

あくまで一緒に暮らした印象ですが、「黒猫（ソリッド・ブラック）」は甘えん坊の反面、攻撃的な面がありました。
「キジトラ」はものおじしない反面、野生色の強い行動を出すように感じました。
「茶トラ」はマイペースな印象です。

結局のところ、性格の違いは個体差が大きい

このように猫の性格には一定のベクトルはあります。

しかし、それでも個体差による違いが一番大きいと思っています。
同じ日本人でもいろいろな性格の人がいるのと同じということですね。

やや好戦的で自分が一番じゃないと気がすまない猫もいます。
逆に、平和主義で喧嘩は好まず、やられてもやられっぱなしの猫さんもいます。

さらに猫を多頭飼いしていると面白いことに気づくのですが、強い猫が必ずしも他の猫に慕われるとは限らないのです。
やられっぱなしの猫さんのほうが慕われるケースもあります。

このへんは度量とか許容量みたいなものが関係しているのかもしれません。
つまり、他の猫さんには喧嘩しない猫さんの方が本当は強いと思われているのかな、とｗ

他の性格の違いとしては、内気であまり自己主張をしない猫もいます。
逆に、ものすごくフレンドリーな猫もいます。

家にお客さんが来た時などはとくに顕著です。
嬉しくて遊んで！遊んで！とせがむ猫さんもいれば、押入れに隠れて一切姿を見せない猫もいます。

要するに、みんな違った個性を持っているということです。

なので、「飼いやすい猫」「飼いにくい猫」というのは実際います。
そこは一緒に暮らしてみないとわからないところなので、出会って飼うと決めたなら、それが「運命」というやつですｗ